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はちボド番外編|2025年9月14日(日)子どもの居場所Asobiba『ドブルの人気を考える!』

hachibodo

こんにちは!はちボド×Asobibaのまっすーです。

今回はぼくが八王子で開催している子どもたちの居場所づくり『Asobiba』の様子をお届けします。

この記事では、Asobibaのみんなとボードゲームを遊ぶ中で気になったことを深掘りして、「ボードゲームのこういうところがプレイヤーにハマるのか!?」という部分を好き勝手に考えてみようと思います。

子どもたちとボードゲームを遊ぶ機会がある方は、ちょっとした参考になればうれしいです。

今回遊んだのは人気定番ゲーム『ドブル』で、このゲームがなんでこんなに子どもたちにハマるのかというのを深掘りしていきたいと思います。

子どものための居場所『Asobiba』や、大人と楽しむボードゲーム会『はちボド』を主催しながら、日々「ボードゲーム+子どもたちの様子」というのを発信するブログ運営をしております。

わたしが八王子で主催するボードゲーム会の様子や、『Asobiba』での学生プロジェクトの様子を中心に発信しますので、興味のある方はぜひご覧ください♪

激戦ドブル!なんでこんなにおもしろい!?

Asobibaでは小学生から大学生まで幅広い年代の子どもたちが集まって遊ぶのですが、今日はその中でも、『ドブル』というゲームが一際盛り上がっていました。

『ドブル』は言わずと知れた人気定番ゲームで、ルールはとてもシンプル。

場に出ているカードと自分の手札のカードを見比べて、一致している絵を誰よりも早く見つけて宣言し、誰よりも手札を早くなくすというスピード系のゲームです。

このゲームを遊んでいて感心してしまうのは、カードを2枚並べると必ず1つだけ共通の絵が描かれていること。

「よくこの枚数のカードでこんなことができるよね!」子どもたちと一緒に遊びながら毎回感動しています(笑)

このゲームの素晴らしい点は①遊びやすさ ②人は”探すこと”が好き ③心地よいコントラスト の3点だと思っているので、順に説明していきます。

誰でもすぐに遊べるという利点

1つ目の素晴らしい点は、誰でもすぐに遊べるというところ。

ルール説明は冗談抜きに1,2分で終わりますし、直感的に理解できるので、小さな子どもから大人まで楽しむことができます。

このポイントって結構重要だと思っていて、ごりごりのボードゲーマーならいざ知らず、子どもたちにルール説明だけで10分も15分も話してしまうと、すぐさま飽きられてしまいます。

説明が短くてもゲームとして成立する=直感的に何をすればいいかわかる、というのが、ゲームを面白く感じさせるハードルを下げてくれます。

また、言語依存度の低さもすぐに遊べる要因かなと考えていて、描かれたイラストさえわかっていれば、いやむしろわかっていなくても「白黒のやつ!」みたいな言い方でゲームが成立してしまうんですね。

この取っ付きやすさがドブル人気の要因だと考えています。

人は”探すこと”が大好き

2つ目の素晴らしい点は。人が好きな”探す”という行為に特化していること。

「探すこと」というのは、誰でも小さい頃から夢中になって遊んできたことの一つだと思います。

例えば、絵本『ウォーリーをさがせ!』

1987年生まれ(同級生だ笑)の大人気絵本で、全世界6,500万部を売り上げている大ヒット絵
本ですが、日本人になじみの深いこの絵本も「探す」ことが主のテーマとなっています。

ページいっぱいにごちゃごちゃと書かれたイラストの中から、たった一人の”ウォーリー”を
見つけた瞬間の達成感というのは、日本人の多くの方が一度は経験したはずです。

他にも宝探しのイベント、あるいは校庭や公園でのかくれんぼでも同じで、「探す」「見つける」という行為はなぜかそれだけでワクワクするものです

この「見つけられた!」という瞬間は脳にご褒美を与えるような感覚だそうで、ドブルはまさにこの本能を刺激するゲームとなっています。

自然と「もう1回!!!」と遊びたくなってしまうのも、うなずけますね。

心地よいコントラスト

最後は、人間が心地よいと感じるコントラストで作られていること。

ゲームの仕組みやシステムだけではなく、『ドブル』が好まれる要因の一つに、人間の目と脳が心地よさを感じる”コントラスト”というものもあります。

カードに書かれたシンボルは色や形がはっきりと区別できるようデザインされていて、白の下地がそれらを見やすくさせている。

この「見やすさ」というものが心理学ではかなり大切で、”処理流暢性”というのを高めて、それだけで好感度や見る行為そのものが気持ちよくなってきます。

全部が単純に見やすいわけではなく、同じような形や色が少しずつ違って混ざりあって、この、見やすさ・心地よさと、探す楽しさというものの絶妙なバランスを作り上げているんですね。

まとめ

『ドブル』は、誰でもすぐに遊べるルールのシンプルさ、人間が本能的に惹かれる「探す」楽しさ、そして目と脳が心地よさを感じるコントラストとの絶妙なバランスが揃った良ゲームです。

Asobibaや学童でも『ドブル』は毎回白熱し、大人子ども問わず夢中になって遊んでいます。

この面白さの設計は学生プロジェクトでも参考にできるところが大きそうですね。

今後もAsobibaやはちボドを通して、ボードゲームの魅力や子どもたちとの関わりから見えてくる発見を発信していきますので、ぜひ次回も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

『はちボド』への参加希望も、随時お待ちしております。

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はちボド主催者
こんにちは!学童職員×ボードゲーマーのまっすーです。八王子市を中心に大人が熱中できるボードゲーム会や、子どもたちが楽しめる居場所作りをしています。”はちボド”を通して、ボードゲーム初心者でも気軽に楽しめるような、素敵な交流の場を作っていきたいと考えています。一緒に楽しいボードゲームライフを満喫しましょう!
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