教育×ボードゲームはゲームへの没入感に左右される
こんにちは!
はちボドのまっすーです。
今日は「ボードゲームは没入感を大切にしたい」というテーマでつらつらとお話したいと思います。
ボードゲームを遊びまくった4年間
ぼくは現在、学童保育所でお仕事をしている傍ら、地域の子どもの居場所作り『Asobiba』や、大人が楽しめるボードゲームオフ会『はちボド』なんかを企画運営しています。
ボードゲームにハマったキッカケというのは明確になかったのですが、子どもと一緒に遊んだり、もちろん仕事をする中で自然とボードゲームに触れる機会が多かったというのがありました。
4年間というのも「Asobibaを立ち上げてからそのくらい」といった期間なので、実際はもっと長い期間経っているかな。
コロナ禍で外出できないし、子どもたちも暇そうにしてんなぁ・・・じゃあボドゲ会でも開いて発散の場所を作ったるか!てな感じの軽いノリで始めたものが今につながるというわけです。
(いま思えばコロナ禍でリスキーなこと始めたわ笑)
そこからはもうボードゲームがじゃんじゃか増えて、子どもたちとも大人たちともボドゲ三昧の日々。
ぼく自身子どもの時から「ゲーム」というのは好きだったし、人とわいわい顔を突き合わせて遊ぶのも好きだったので、のめり込んでいったというわけですね。
今では家族の予定を入れる前に「Asobibaの日にちはこことここで~」「はちボドはこっちに入れて~」と、うちの奥さんと子どもに怒られるんじゃない?って感じのスケジューリングをしています。
#家族サービスたくさんします
仕事上、職場でもボードゲームがたくさんあったり、自分のゲームを持ちこんだり、シナジーもたくさんあるようなそんな毎日です。
ボードゲームを教育の中で活用する
2023年ごろだったか、とあるところからお話をいただき、教育の現場でボードゲームを体験してみようという企画をすることになったんですね。
それまでボードゲームを子どもたちと楽しく遊んでいただけだったものを、「何を学べるか」「何を感じ取れるか」みたいな世界に飛び込ませる必要が出てきた。
もちろん学校教育でボードゲームを活用した事例や、社員研修で独自のボードゲームを活用している事例なんかは知っていたわけですが、いざ自分事となるととたんに「???」となってくるわけです。
「ボードゲームをすれば戦略的思考や課題解決能力が身につきます!!!」としているサイトも見かけますが、結果的にそうなることもあるけど狙ってやるのは難しいよね、と考えちゃうんですね。
でもそれを目的でやらなきゃいけないから大変だ。
事前の打ち合わせで子どもたちの様子を見させてもらったり、子どもたちに身に着けてほしいこと、感じてほしいことは何なのかというようなことを聞かせていただいたりしながら、計画を練っていきました。
内容についてはまぁ長くなるので置いといて、結果としては「良い経験ができた!笑」くらいですかね笑
もちろん子どもたちは楽しんでいたし、先生方も喜んでくれたし(実際普段コミュニケーション取らない子達が積極的に協力して楽しんでくれた)、企画としては成功でした。
自分の中の感想は「ボードゲームに教育的な意味を持たせるのって、マジで難しい」ということだったんですが、一方で「テーマへの没入感」という一面に関しては、ボードゲームの良点というか可能性を感じたところでもあります。
自然と受け入れられる「私たちは〇〇です!」
子どもたちとボードゲームを繰り返す中で感じていることの一つが、「私たちは〇〇です」というのがボードゲームでは受け入れられやすいこと。
例えば子どもたちに人気のゲーム『スイーツレシピ』なんかでは、お菓子作りがテーマになっているので「私たちは一流のスイーツ職人です!」なんて導入したりします。
これがもしおままごとなんかだと、男の子とかほとんどやってくれません笑
#ぼくはお菓子屋さん役になったことは一度もなかった
他にも『QE』というちょっと重めのゲームでは、プレイヤーは各国の中央銀行としての役割を担ったり、『天下鳴動』という大人気戦略ゲームでは、それぞれが各国の武将となり城を取り合うという役割を担っていたり。
『ハムスター』というゲームを説明する時なんかは、「私たちは賢くなりたいハムスターです!!!」とか言いながら説明を始めたりもします。
この「私たちは○○です!」というのがものすごくスムーズに受け入れられるのがボードゲームの利点でもあり、ボードゲームを教育に活かすための活路になったりするんじゃないかと感じるわけです。
学校の勉強でも、直接自分に関わりがあることの方が頭に入ってきやすい、という経験あるじゃないですか。
まさにそれ。
と言うことは、教育にボードゲームを活用しようと考えたとき、「ゲームで得られる力(解決力うんぬん)」に目が向けられがちだけど、「ゲームの世界観に没入する方法」を上手に設計してあげることが重要なんじゃないかと思うんです。
本当にゲームってたくさんのキャラクターを演じられますからね。
具体的なアイデアはこれから模索していこうと思います。
以上、はちボドまっすーでした。